その他の症状
眼精疲労
スマホやパソコンなどで目を長時間酷使してしまい、眼精疲労の原因となります。
現代人のライフスタイルは近くのものを見る生活が多いのですが、
スマホの登場によって、その距離は45㎝から15㎝となり、
さらに近い距離で物を見るようになりました。
近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。
現在、スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、
目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状になっている人が
増えています。
目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。
この水晶体を、近くを見るときには厚くし、
遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。
スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を
行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担が
かかっているからです。
また、スマホは強い光を発していて、
目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。
ちなみに、日本は世界で有数の「近視大国」といわれていて、
今現在の40歳以上の方の約42%が近視であるという統計が出ています。
しかしながら、ほとんどの方が、
「近視はしかたない」
「年齢を重ねれば老眼になるのは当然」
と、メガネ、コンタクト、レーシックといった対処療法しか行っていません。
また、追い打ちをかける様に、高校生の平均携帯電話使用時間が7時間。
仕事では、パソコン・タブレットが必須と、
眼に悪影響な環境は増える一方にあります。
実は、眼精疲労以外の「眼」の障害も増加しているのはご存知でしょうか?
私たちは、パソコンや携帯電話等の普及により眼を酷使しています。
特にインターネットの画面は、
眺めているだけでも1秒間に10億ビットもの情報を発してます。
(※ビット→コンピュータが処理できる最小の単位の事。)
私たちが1秒間に読み取れる文字数は、一般的に約4文字と言われているので、
数百万倍もの情報が眼から脳に送られていることとなり、
視力障害の原因にもなっているのです。
眼を使う頻度が増えている今、眼精疲労や視力障害の危険性は増していると言えます。
危険性を少しでも下げるために「血流」を良くし、
眼への栄養である「酸素」を十分に補うことを意識しましょう。
自宅や職場等で窓を閉め切った状態にせず、たまには窓を開け、
深呼吸をして体に十分な酸素を取り入れてあげましょう。