その他の症状
肉離れ
肉離れとはどんな怪我?
肉離れとはその筋肉が急激な強い収縮によって筋繊維が断裂してしまった状態をいいます。
肉離れがよく起こる部位としては、
全体の70%近くがハムストリングスという太ももの裏側で、特に外側に多いです。
ふくらはぎもあります。
次いで太ももの前面筋肉の大腿直筋、太もも内側の他大腿内転筋、
膝下の裏側の腓腹筋となっており、下肢で圧倒的に多く起きています。
また肉離れの発生は主にスポーツ現場で、陸上競技が一番多く、ラグビー、
体操競技、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどが続きます。
陸上競技の中でも短距離、ハードル、跳躍、
投擲などの瞬発性を要する競技に特に多く発生しています。
どの競技も疾走や跳躍の時に急激な筋肉の収縮を要求して、
肉離れが発生しているのが特徴が表れたデータだと思います。
肉離れを受傷した瞬間は「損傷部を鞭や棒で殴られた感じがした。」
という傷病者が一番多いです。
その後筋肉に力が入らなくなり下肢の受傷の場合、
歩行が困難になるなどが主な初期症状です。
その後に出てくるのは
患部の痛み、患部が熱くなること、患部の腫れ、患部の赤みや内出血
などの炎症反応です。
肉離れでは重症度に関わらず患部の痛みがない事がよくありますが、
痛みがないからと言って軽症というわけではないので注意が必要です。