その他の症状
睡眠
私達の睡眠の確保の妨げとなっていることは何でしょうか。
厚生労働省の平成27年のデータでは、20~50歳代男性は「仕事」と答える方が最も多く、
20 歳代 31.6%、30 歳代 39.3%、40 歳代 40.5%、50 歳代 32.2%となっています。
20 歳代女性は「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」が 33.3%と最も多く、
30 歳代女性では「育児」が 32.7%、40 歳代女性では「家事」が 27.9%と最も多いようです。
また、1日の平均睡眠時間別にみると、
6時間未満の方で、男性では「仕事」「健康状態」、
女性では「家事」「仕事」の順で多くなっています。
自分の睡眠の確保のために最も必要としていることは、
20~50 歳代の男性では「就労時間の短縮」、
20 歳代の女性では「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中しない」、
40 歳代の女性では「家事のサポート」、
60 歳以上の男女では「健康状態の改善」が最も多いです。
1日の平均睡眠時間は、
男女とも「6時間以上7時間未満」と回答した方が多く、
男性33.9%、女性34.2%でした。
睡眠の質に関する項目については、1日の平均睡眠時間別にみると、
6時間未満の方が、男女とも全ての項目において有意に多いようです。
6時間未満の者では、男女とも「日中、眠気を感じた」が最も多く、
それぞれ 44.5%、48.7%でした。
短時間でも長時間でも、よく眠れた!と感じるのが大切みたいです。
ちなみに、よく眠れた!と感じるのは6~7時間が最も多く、
眠れていないと感じるのは5~6時間が最も多いです。
これは、5時間未満のショートスリーパーの人より不満が多い結果が出てます。
小さい頃から、1日8時間睡眠を取るのが良いと教えられてきました。
けれど、長生きするのは7時間だとか、単純に1日の3分の1が8時間だからとも言われています。
人それぞれに、理想の睡眠時間はあるものです。
普段の睡眠時間と、理想の睡眠時間が離れているからといって、
悲観することはありません。
質が大事になってきます。
睡眠時間がなかなか取れないという人は、その分深い眠りを得られるよう、
工夫してみてはいかがでしょうか。
睡眠の質の向上を助ける物として、当院ではオーダーメイド枕の作成を行っています。
あなたの体の構造、状態から適切な枕を作成し、
睡眠中に邪魔をさせません。
仕事や家事、育児など人それぞれ睡眠時間は変わってしまいますが、
睡眠の質であれば誰でも高められます。
人生の3分の1は、睡眠時間です。
あなたの睡眠環境は大丈夫ですか?